あらすじ
婚約者ライリーの家の商店で無給で働き、病に伏せた彼の祖父を介護し、実家では両親と妹メラニーに冷遇されるマリサ。
「いずれ家族になるのだから」
その言葉を信じ、理不尽な扱いにも耐えてきた。
そんなマリサを案じてくれたのは、彼女が世話をしていたライリーの祖父だけだった。亡くなる直前、祖父は一通の封筒と通帳をマリサに渡し、こう告げる。
「踏みつけられたままでは嫌だと思ったら、これを使いなさい」
そして、微笑むとこう続けた。
「わしのために、幸せになってくれ」
祖父の葬儀を終えた直後、マリサはライリーから婚約破棄を言い渡される。しかも、彼が新たに結婚すると宣言した相手は、身ごもっている妹のメラニーだった。
家族全員がマリサを責め、二人の結婚式まで手伝わせようとする。
しかし彼らは知らなかった。
祖父がマリサに残したものが、彼らの暮らしを根底からひっくり返すほど大きなものであることを――
便利な娘として搾取され続けた女性が、すべてを後ろに残し、自分自身の人生と幸せを取り戻す話です。
以前投稿したものを題名を変え、改稿したものです。