あらすじ

オカルト雑誌の記者、有栖川美羽。 幽霊は怖いので、心霊スポットに行くのは昼間だけ。 歴史の知識も学校で習った程度。 そんな彼女に編集長が押しつけてきた仕事は、 「日本史三大ミステリーの新説を作れ」 無茶振りにもほどがある。 仕方なく本能寺の変について調べ始めた美羽だったが、出てくるわ出てくるわ、黒幕説の数々。 羽柴秀吉、徳川家康、朝廷――。 あまりの多さに、やがて美羽は考えることを放棄した。 「よし! 織田さん犯人説だ!」 もちろん根拠なんてない。 犯人を先に決めて、理由は後から考えればいい。 そんな最低の方法で始まったはずだった。 織田信長という人物を調べ、その行動を追い、宗教に寄り道し、残された記録を拾っていく。 すると――。 「あれ? これ……意外といけるんじゃない?」 これは歴史の真実を解き明かす物語ではない。 史実の隙間に妄想とこじつけを詰め込み、あり得ない新説をそれっぽく仕立て上げる、オカルト記者・有栖川美羽の受難の記録である。 信じる必要なんてありません。 ただ読み終わった時、 「…………もしかしたら?」 そう思ってしまったなら、筆者の勝ちです。

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カクヨム
カクヨム2026/09/22
  • 現在の作品有栖川美羽の受難記者生活