あらすじ
高校卒業から一年。
十九歳の長谷川湊は、かつて想いを寄せていた国語教師・倉田恭子のもとを訪れる。
「元生徒じゃなく、一人の男として見てほしい」
再会から数か月。
少しずつ距離を縮めた二人は、ついに一夜を共にする。
けれど翌朝、三十七歳の恭子はその関係を「過去形」にしようとする。
十八歳の年齢差。
結婚、子供、そして十年後の未来。
それでも湊は言う。
「僕はこの関係を、現在進行形にしたいです」
未来を約束できなくても、今の気持ちまで否定したくない。
元教師と元生徒、三十七歳と十九歳。
二人が自分たちの恋を始めるまでの、静かな年の差恋愛。