あらすじ

……よし、よしよし。完了。 あ、あ、あ。 「あ、あ、あ……」 発声問題なし。指も動く。だが、神経の伝達が妙に遅い。まだこの身体に十分馴染んでいないようだ。ひとまず保留。視界良――いや、霞んでいるがこれも保留。時間が経てば安定するはずだ。 マニュアル通り、次は歩行を確認する。右足を前に出す。左足を前に出す。問題なく動く――危ない。身体が大きく傾き、近くの木――というらしい――に手をついた。どうも運動制御がぎこちない。脳との接続が完全ではないせいだろう。もっと脳全体に神経を広げ、身体各部との連携を確立せねばならない。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/09/22
  • 現在の作品寄生体 :約2000文字