あらすじ
人生を狂わされた魔法少女が契約相手のマスコットを訴える法廷ファンタジー
十三歳のとき、ミリア・フェンは重い病気の妹を救うため、かわいいマスコットのような魔法生物ルルムと契約した。
「妹を助けたいんでしょ? だったら簡単だよ。ぼくと契約して、魔法少女になればいいんだ」
願いは叶い、妹は助かった。
しかしミリアを待っていたのは、命がけの戦闘、身体への負担、そして簡単には解除できない魔法少女契約だった。
しかもルルムは、死亡する危険も、寿命への影響も、契約を解除することが難しいことも説明していなかった。
十七歳になったミリアは、自分の人生を狂わせた契約を取り消すため、ルルムを裁判所に訴える。
原告は魔法少女。
被告は、全長三十五センチのかわいいマスコット。
「どうして大事なことを説明しなかったの?」
そう問われたルルムは、不思議そうに首をかしげた。
「だって、聞かれなかったよ? ぼくは一度も嘘をついてないのに」
願いを叶えたのなら、どんな契約でも有効なのか。
十分な説明を受けていない十三歳の少女の同意を、本当に「自由な意思」と呼べるのか。
人生を狂わされた魔法少女が、契約相手のかわいいマスコットを訴える。
魔法少女×契約トラブル×裁判の異世界法廷ファンタジー。