あらすじ
大人はみんな、嘘つきだ。「真面目に生きていれば、いつか報われる」なんて、そんなのただの綺麗事。演劇者・ヒナはいつもそう思って劇場に立っていた。ある傀儡・ルイと出会うまで。ルイは所詮、大人によって作られたマリオネット。ただ、ヒナにとってルイはただのおもちゃなんて呼べないくらい近い存在・『親友』へとなっていた。ルイはもうすぐ捨てられる。動きが鈍いからでも、古いからでもない、大人の都合ってやつだ。それを聞いたヒナは唯一の親友ルイを助けたいと思わなかった。ヒナも分かっている。そこまで子供ではない。ただ、一つ未練がある。それを消すため、ルイと最後の演劇をする。広い劇場の端から端まで使った壮大な、時間という制約を極限まで忘れさせるような最高のステージを….