あらすじ
世界は、最初から滅んでいた。
そう思っていた。
灰色の空。
崩れた街。
人のいない世界。
それが、主人公にとっての「日常」だった。
――あの日までは。
ある朝、目を覚ますと、そこには見たこともない世界が広がっていた。
青い空。
緑の木々。
走る車。
笑い合う人々。
そして、主人公のことを知っている一人の少女。
「初めまして」
そう言った主人公に、少女は少し寂しそうに笑った。
「……うん。初めまして」
これは、終わった世界から始まる物語。
世界はなぜ滅びたのか。
なぜ主人公は、この世界に戻ってきたのか。
そして――
少女は、いったい何者なのか。
すべての答えは、
「あお」
という、たった一つの色の中に隠されている。