あらすじ
大規模なシステム障害を収束させ、緊張がふっと緩んだその瞬間――トラブルシューターとして単身赴任していた音無雪の元に、一通のメールが届く。
『平野さんがお見合いをされるとお聞きしました。どの家に嫁がれるのでしょうか』
平野茜
学生時代からの親友であり、幾多の苦楽をともにしてきたチームメイト。同じ「令嬢」という家名を背負う立場として、誰よりも理解し合える存在。
同性ゆえに越えなかった見えない境界線。けれど、確かにお互いに寄り添い合ってきたはずだった。
親友と呼ぶにはあまりに近すぎた二人の関係が、いま静かに崩れ始めていく。
深い痛みに自暴自棄となり、過去すべてを斬り捨てようとする雪。だが、失意の底にある彼女を再び前へと向かせようとする人々がいた。
二人を引き裂こうとしているのは、一体誰なのか――?
『絶対零度の雪姫』として再び立ち上がるとき、秘められた真実が解き明かされる。
これは、意地っ張りの乙女が、「恋」を認めるまでの物語。
※お願い
人名、団体名、時系列など社会の迷惑にならないよう、一部修正しております。
また、心当たりや矛盾点がありましてもそっとしておいてください。