あらすじ
現代、人知れず異形の脅威「魑魅(すだま)」から世界を守る政府公認の異能組織。そこに所属する氷浦 青葉(ひうら あおば)は、どれほど高出力を出しても精神がブレず、完璧に力をコントロールできる「十年に一人の天才」と称される氷の超能力者。任務中は冷徹無比な彼女だが、私生活では物静かで内向的、他者との距離が遠い不器用な少女だった。ある日、青葉に下されたのは、今をときめく天真爛漫な若手女優、如月 美海(きさらぎ みう)の特別護衛任務。だが、美海の本当の姿は、触れる者すべてを呪い殺すと言われる伝説の『妖刀』の化身だった。芸能界に潜む異能の犯罪者、そして次々と巻き起こる大規模な怪異事件。戦いの中で、青葉は自らの氷の能力の「真の限界」にぶつかる。仲間を、そして自分をからかってばかりの美海を守るため、青葉が選択したのは──美海を『妻』として娶り、その真の力を引き出す『禁忌の契約』だった。唇を重ねることで解放される、世界を絶対零度へと導く絶対的な力。しかしその代償は、青葉の「生体寿命」を直接削り取るという残酷なものだった。「これは、あなたを私のものにするための呪いよ」戦闘時は最強のクール、日常では美海に責められて耳まで真っ赤にするクーデレな青葉。多くの時間と交流を重ねる中で、二人の距離は少しずつ縮まり、世界は激しく変化していく。