あらすじ
三百年前――。
人間と魔族による戦争「人魔大戦」
その最後に勇者と魔王が放った一撃は世界を引き裂いた。
強大な力がぶつかり合ったことで生まれた巨大な次元の穴「ホール」からは、未知の種族や怪物たちが流れ込み、世界の在り方そのものが少しずつ変わっていった。
そして現在。
誰も気づかないまま、世界はゆっくりと終わりへ向かっていた。
王都の外れに広がる水上スラム《鉄屑港》。
そこで暮らす少年アッシュは、相棒のジャックと危険な依頼ばかりを引き受ける「何でも屋」として生計を立てていた。
そんなある日、地下水路での依頼中、アッシュは一人の少女を救い出す。
自分が何者なのかさえ知らない銀髪の少女――アナスタシア。
その出会いを境に、アッシュの日常は崩れ始める。
アナスタシアを追う超法規機関「天鏡庁」
彼女を「神」と呼び、手に入れようとする謎の教団「終祷会」
様々な思惑や運命に翻弄されながらも、アッシュとアナスタシアは自分の正しさを信じて進んでいく。
終わりゆく世界で、目の前の人たちを救い続ける、少年と少女たちの最後の英雄譚。