あらすじ
「キノ、君にはこのパーティーから抜けてもらう」
分厚い丸いメガネが特徴的なキノと呼ばれた青髪のくせっ毛ショートヘアーの少女。少女というより男の子ような見た目の彼女は冒険者と自称するにはあまりにもお粗末な存在であった。
ダンジョンの魔物と戦う術を持たず。魔法も使えない。
少女はパーティーの補給や雑用を一挙に一任されている薬師であった。
魔法使いが回数制限のある回復魔法を節約や習得していなかったりし場合の怪我や病気を補う際に薬師としてのキノの本領は発揮される。
しかし、それはあくまでも低ランクの冒険パーティーの中で通用する話であり、現在キノが所属しているBランクランカー達の前では薬師としての知識は無用の長物である。
だからこそ、キノはパーティー役に立つために自分に出来る最大限の仕事を引き受けて来た。
しかし、それも全て今日までの話である。
「長い間、お世話になりました」
こうして、ソロの冒険者となった。
そんなキノの前に元パーティーメンバーのムライが声を掛けてくた。
「キノさん。私と新しくパーティーを組みませんか?」「お断りします」