あらすじ
魔王を倒して五十年。
元・最強勇者のレオン(70歳)と、彼がすべてを捨てて選んだ幼なじみのエリス(70歳)は、山あいの村で穏やかな老後を送っていた。
ある日、エリスが長年大切にしていた銀の指輪を失くしてしまう。
落ち込む妻のため、レオンはかつて世界を救った五感と集中力をフル活用し、たった一つの指輪を探し始めるのだが――。
「50年毎日見ているのに、君を見るたび胸が鳴るんだ」
「ちょっとレオン、それ恋じゃなくて不整脈じゃないの!?」
膝や腰は痛むけれど、愛する気持ちだけは老いを知らない。
伝説の英雄夫婦が贈る、甘くて、可笑しくて、じんわり心温まる日常の物語。