あらすじ

母を亡くした八歳の少女リゼットには、ひとつの約束が残された。 ――王子様を、ひとりにしないで。 母の遺した薬草帳を胸に、王子を探すことを決意したリゼットは、ある日、森の奥で銀髪の少年を見つける。 少年の名はエドワード。 病弱な第二王子であり、周囲からは「十八歳まで生きられない」と囁かれている少年だった。 「僕は、どうせもうすぐ死ぬから」 そう言って生きることを諦めるエドワードに、リゼットは薬草を差し出す。 「死ぬかどうかは、まだ決まっていません!」 母から教わった薬草の知識を頼りに、リゼットは毎日エドワードのもとへ薬を届ける。 けれど、彼の病は生まれつきのものではなかった。 王宮に隠された毒の痕跡。 不自然に改ざんされた治療記録。 そして、病死したはずの母が残した謎の言葉。 「王子様を、ひとりにしないで」 これは、死を待つ王子に生きる理由を与える少女と、初めて自分のために泣いてくれた少女を守ろうとする王子の、約束から始まる恋の物語。

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小説を読もう2026/09/21
  • 現在の作品『余命一年の王子様に、今日も薬草を届けます』