あらすじ
三百年の平和を守ってきた教会と、ただ一人の聖女。その膝元で育ち、聖女と対をなす「聖都の剣」と呼ばれた少女リオは、護衛として一年を共にした若き女帝アウレリアのために、剣の向きを変えた。
育ての親と幼馴染に背を向け、大陸のすべてを敵に回した戦の果てに、二人は「悪虐皇帝」と「裏切り者の剣」として歴史に名を残す。
罪を背負ったまま生涯を共にし、看取り、看取られて。それぞれの生涯を終えた二人は見知らぬ森で、出会った頃の十八の姿のまま目を覚ました。
誰も祈らない世界、二人の事を誰も知らない世界で、もう一度、隣り合って歩き出す。