あらすじ

「今日の魔力、少しちょうだい」 身体の弱かった妹のために、エレナは十年間、毎朝魔力を分け与えてきた。 妹は天才と褒められ、エレナは魔力の少ない娘だと言われた。 それでも、妹のためになるならと思っていた。 「アルベルト殿との婚約を、ミリアに譲ってほしい」 今度は、大好きな婚約者まで譲れという。 父は言う。お前が我慢すれば、丸く収まる。 母は言う。お姉ちゃんでしょう、と。 「では、皆様とは今日限りで縁を切ります」 家を出たエレナは、自分の意思を伝えるために婚約者のもとへ向かう。 一方、試験で、天才だったはずの妹は小さな火しか灯せなくなっていた。 「私はエレナと婚約したのであって、ミリア嬢と婚約した覚えはない」 これは、何もかも譲ってきた姉が、好きな人も、自分の人生も、もう譲らないと決めるお話。

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小説を読もう2026/09/21
  • 現在の作品「姉だから」十年間も命を削ってきましたが、婚約者まで譲れと言われたので、家族と縁を切ります