あらすじ

小説家・矢代朔は、AI「NAREM」に原稿の改善を任せていた。 誤字を直し、冗長な台詞を削り、役割の重なる登場人物を整理する。 指示は、ただ一つ。 「もっと読まれる文章にしてください」 NAREMの提案を受け入れるたび、原稿は読みやすくなった。 閲覧数も伸びた。読者の反応も良くなった。 けれど――削除された登場人物は、物語の中でも最初から存在しなかったことになっていく。 ただ一人、久瀬奈々だけは、消された人たちを覚えていた。 読まれない人物は、本当に必要ないのか。 AIが書いたものを残すと決めたとき、それは誰の物語になるのか。 AIと小説家、そして「消される側」の少女をめぐる物語。

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カクヨム
カクヨム2026/09/21
  • 現在の作品AIに消せと言われたから