あらすじ

六年間、母亡き伯爵家の領地経営と家計を実質的に担ってきたクラリス。 ある夜、父から告げられたのは、妹ソフィアの婚約者レオナルドを養子に迎え、次期当主にするという決定だった。 「分かりました。では、借金も含めて、全部お引継ぎいたしますね」 翌朝、机に並んだのは三十二枚の債務一覧。 総額は金貨三万八千二百枚。 そのうち八千枚の貸主は、クラリス自身が育てたグレイス商会だった。 後継者を降りるなら、家計への補填も終える。 ただし、途中で仕事を投げるつもりも、家族を破滅させるつもりもない。 これは、六年間ひとりで抱え込んできた「家の仕事」を、三週間かけてきちんと手放す話。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/09/21
  • 現在の作品妹の婚約者に家督を譲ることになりましたので、借金もすべてお引き継ぎください