あらすじ
22歳の荻窪麗華には、いくつもの「私」がいる。
恋人の前の私。
友達の前の私。
仕事をしている私。
誰にも見せない私。
そして、自分ですら知らない私。
恋人との別れをきっかけに、麗華は一人の男と出会う。
優しくて、真っ直ぐで、自分を大切にしてくれる人。
「こんな人、初めてかもしれない」
そう思うほど、麗華は少しずつ彼に惹かれていく。
けれど恋愛だけが、麗華の人生ではない。
友人との関係。
人には簡単に言えない仕事。
誰かに見せている自分と、本当の自分。
人を愛する幸福と、その裏側にある醜さや矛盾。
人との出会いと別れを繰り返すたび、
麗華は少しずつ「自分」という存在と向き合っていく。
誰が正しくて、誰が間違っているのか。
誰が傷つけて、誰が傷つけられたのか。
それさえ、見る場所が変われば違って見えるのかもしれない。
私は、いったい誰なんだろう。
『私はだあれ。』
これは、一人の22歳の女の子が、
「私」を探していく物語。
※カクヨム・エブリスタにも掲載中です。
本サイトではR15に合わせ、一部の表現を調整しています。原文の表現を残した版は他掲載サイトにて公開しています。