あらすじ

甘粕廉太郎(60)は私立探偵だ。コンプライアンスが曖昧だった昭和の終わりから平成という時代を駆け抜け、アラ還となった今も、バーのママ・坂上龍馬(59)と細々と依頼をこなしている。  廉太郎は結婚をしていない。忘れられないマドンナがいるからだ。33年前、鶴丸典子(当時29)はお見合結婚をするために廉太郎と別れ、故郷に帰った。幸せな家庭を築いているものとばかり思っていた廉太郎だったが、ひょんなことから、典子が帰郷せずに独身のまま美容院を営んでいることを知る。  奇しくもそのころ、廉太郎は女子大生・小此木美紅(22)から熱烈なアプローチを受けていた。 「わたしとアオハルしませんか?」  という美紅に振り回されながら、止まっていた時間を動かすかのように、典子の足取りをたどって行く廉太郎。  錆びついていた恋心が、今、ふたたび動き出すーー。

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カクヨム2026/09/21
  • 現在の作品アオハルの賞味期限