あらすじ

「自分に自信がないからとプロポーズを躊躇するな。すぐにしろ」 「なぜなら彼女は」 「付き合って1年後に死ぬ」 2085年4月1日。82歳の佐藤大輝は、朝の散歩の途中でテレビ局の街頭インタビューに捕まった。お題は「若き日の自分へ伝えたいこと」。 撮影ドローンのレンズに向かって、老人は泣きながらこう言った。 目を閉じて、開けると──2025年4月1日、入社式のパイプ椅子。22歳の身体。3列前の席に、60年間忘れられなかった彼女がいた。 今度こそ1秒も無駄にしない。入社1週間で告白し、運命の日を完璧に先回りして避けた。それでも彼女は死んだ。 旅行に連れ出せば旅先で。部屋に閉じ込めれば体の内側から。どこへ隠しても、2026年10月11日が来れば彼女は死ぬ。 何百回も砕かれた末に、大輝はようやく、あの朝の自分の言葉の意味を理解する。 救えないのなら──せめてこの1年半を、恋人ではなく夫婦として。 冒頭と結末は、同じ朝の同じインタビュー。意味だけが反転する恋愛SFタイムリープ、読み切り。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【本作について】 ※本作は「小説家になろう」「カクヨム」「アルファポリス」「エブリスタ」「ノベルアップ+」「原石航路」に同時掲載しています。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/09/21
  • 現在の作品【悲報】彼女いない歴=年齢の俺、入社式で一目惚れした子と付き合えるが1年後に死なれると60年後の自分に教えられた 〜何度やり直しても救えないので、告白した5分後にプロポーズします〜