あらすじ

人類は、宇宙から届いた奇妙な電波を発見した。 それは自然現象なのか。 それとも、誰かが送ったものなのか。 観測を重ねるうち、その電波には明らかな規則性が存在することが判明する。 人類は初めて、地球外文明との通信を試みる。 しかし、そこには根本的な問題があった。 相手は人類の言葉を知らない。 人類も相手の言葉を知らない。 数字の意味さえ共有されていない。 「一秒」とは何なのか。 「一」とは何なのか。 素数という概念は存在するのか。 電波、数学、物理法則。 二つの文明は、共通するものを一つずつ探しながら、やがて独自の通信プロトコルを作り始める。 8.4光年。 一つの質問と一つの回答だけで、16.8年が必要になる。 これは異星文明との遭遇の物語ではない。 異なる文明が、初めて「共通の意味」を作り出していく物語である。

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カクヨム
カクヨム2026/09/21
  • 現在の作品『創造主の財産』