あらすじ
女性向け小説に描かれる「幸福」は、時代とともに変化してきたのではないか。ハーレクインでは「選ばれることで救われる」。悪役令嬢では「自分で選ぶ・自分で成功する」へ。そしてスローライフでは、穏やかな暮らしの中にも「役に立つ」「すごい」と認められる、他者視点の成功が残っている。
では、その先に来るものは何か。
私は、それが「昼寝系」なのではないかと考えた。
「上に行かない。後退もしない。降りるのだ。」
誰かに選ばれなくてもいい。成功しなくてもいい。認められなくてもいい。「他人の評価を無視できる強い私」になることすら、目標にしない。ただ、自分が心地よいなら、それでいい。
そんな「許容」「自分軸」「心地よさ」を詰め込んだ物語として、私は『異世界転生したので、絵本に出てくるような湖畔の街で昼寝します。』を書いている。
そして実験の結果、作者は書いている途中で寝落ちした。