あらすじ

朝のホームルームで、担任が突然こう言った。 「先生、昨日から透明なんだよ」 もちろん、誰にも見えている。 クラス全員が冗談だと思った。 ところが、その日から少しずつ奇妙なことが起こり始める。 先生の話を聞く生徒が減る。 相談に来る生徒もいなくなる。 授業中に手を挙げる生徒もいなくなる。 先生は確かに教室にいる。 それなのに、誰も先生を「見て」いない。 最初はくだらない冗談だった。 けれど、生徒たちは少しずつ気づいていく。 「透明」というのは、姿が見えないという意味ではなかった。 そして迎えた卒業式。 最後まで教室に残った一人の生徒が、先生に尋ねる。 「先生。本当に、透明だったんですか?」 先生は笑って答えた。 「最初からじゃないよ」

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カクヨム
カクヨム2026/09/21
  • 現在の作品うちの担任、昨日から透明です