あらすじ
岡島俊彰、44歳。独身、会社員。
実家の片付け中、三十年前に封印した一冊のノートを発見した。
《漆黒零式改MarkⅡ》
十四歳の俺が本気で作った、最強の魔法、最強の武器、最強の俺。
捨てよう。
今すぐ捨てよう。
――そう思ったはずなのに、気がつけば異世界にいた。
しかもそこは、十四歳の俺が妄想した世界そのものだった。
魔装剣? 本当に出る。
邪眼? 本当に使える。
世界を滅ぼす最終奥義?
頼むからそれだけは嘘であってくれ。
さらに三千年前から伝わる世界最高の聖典が――
俺の黒歴史ノートだった。
「始祖様!」
「人違いです」
これは、普通の44歳会社員が、三十年前の自分が考えた最強設定に振り回される物語。
なお、本気を出すと世界がヤバいので普段は使わない。