あらすじ

静岡県のお茶屋でアルバイトをしている大学生、望月かな。 ある日、目を覚ますと、そこは見知らぬ森の中だった。 どうやら異世界へ来てしまったらしい――と思った矢先、たどり着いた街で馬車にはねられてしまう。 かなをはねたのは、妻に逃げられた宿屋のオジサンだった。 行くあてもお金もないかなは、治療のお礼も兼ねて、その宿屋で働かせてもらうことになる。 そんな彼女が異世界で初めて飲んだもの。 それは、宿屋で出されていたお茶だった。 「…………まずー」 茶葉も違う。作り方も違う。道具もなければ、おいしいお茶という考えさえない。 それなら、自分で作るしかない。 オジサン店主と孫に甘い先代のおじいちゃんを巻き込み、かなのお茶作りが始まった。 栽培、製茶、茶器、料理、販売、そして大量生産。 宿屋の一杯から始まったお茶は、やがて世界の暮らしと商売を大きく変えていく。 これは、お茶の専門家ではない普通の大学生が、失敗を繰り返しながら、この世で一番うまいお茶を作る物語。 ――異世界のお茶は、まずかった。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/09/21
  • 現在の作品この世で一番うまいお茶は異世界産でした