あらすじ

世界各地に突如として《ダンジョン》が出現してから、数十年。  モンスターが落とす魔石や素材は新たな資源となり、ダンジョンへ潜る《探索者》は、一つの職業として社会に定着していた。  高校を卒業したばかりの久世遼もまた、探索者を目指す一人だった。  二年前から身体を鍛え、知識を蓄え、必要な資金を貯めてきた遼は、卒業から四日後、《探索者協会・渋谷支部》を訪れる。  E級ダンジョン《青葉樹林》。  その零階にある《覚醒の間》で、遼が得た職業は《戦士》。  そして、闇属性への適性と――  Uniqueスキル《常闇》。  影を実体化させる《黒影》。  それは、やがて遼の成長とともに新たな力を見せていく。  だが、強い力を得たからといって、遼は無謀に迷宮へ挑むつもりはない。  敵の数を見る。  退路を確認する。  装備の状態を確かめ、消耗を計算し、危険なら退く。  助けられるから助けるのか。  危険なら見捨てるのか。  力を得た者は、何を選ぶべきなのか。  これは、誰かの理想に従うのではなく、自分自身の判断で迷宮を進み続ける一人の探索者が、《常闇》とともに成長していく物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/09/21
  • 現在の作品常闇の剣士は迷宮を往く