あらすじ
あらすじ
氷河期によって人類が滅びてから、千年ほどが経過した地球。
魔法が存在し、魔物討伐や古代遺跡(ダンジョン)の調査などの冒険業が盛んな時代だが、人類が残した『箱舟(アーク)』という全身没入型VRゲーム機で、《アナザーアース》と呼ばれるゲーム世界を楽しむ者たちがいた。
主人公ミコナもその一人。魔物討伐のクエストをこなし、報酬でギフトカードを集める毎日を送っていた。目的は、一億円をゲームにチャージし、『子宮』というアバーターパーツを購入すること。そのパーツは一人の人間をゲーム内で復活させられることができるというもので、ミコナは孤児である自分を引き取ってくれた義理の母親の、本当の子どもを蘇らせようとしていた。
「死にかけていた私を救ってくれたママ、そしてその生命でもって救ってくれた『あの子』が私の全て。二人に報いることが、私の生きる理由だ。手に入れたこの『力』は……二人のためにある」
人体改造によって最強の力を持つミコナはいつも孤独。頭は「ママ」のことばかりで友だちはおらず、作り方もわからない。
しかしある日、クエストに参加するためパーティを組むことになる。なかなか心を通わすことができず悩むミコナだったが、仲間たちの暖かさによって徐々に打ち解けていく。
「『好き』ってなんだろう? この暖かな気持ち……これが仲間……?」
これは少女が仲間を手に入れ、救われていく物語。
敵が立ち塞がった時、彼女は自身の力の意味を知ることになる――