あらすじ
あの日までは、ただの小さな村の娘だった。
黒いジャケットを纏った集団『グリモワール』の襲撃によって、故郷と両親の命、そして平穏な日常のすべてを奪われた少女・リリアーナ。
絶望と痛みに震え、六本足の魔獣に取り囲まれた彼女の前に現れたのは、宝石の弾丸を解き放つ異端の銃『燦晶銃』を携えた男――“白銀の悪魔”ことストライガーだった。
「生きることに比べれば、死ぬのは簡単だ。だが、お前が死ねば、それを嗤う連中がいる」
冷徹でありながら本質を突く彼の言葉に背を押され、リリアーナは自らの足で立つことを選ぶ。
「泣いても叫んでも、神さまは来なかった。だから、わたしがその神さまになる」
冷たい世界で出会う仲間、妹分として育む温かな絆、そして過去の罪と因縁に苛まれるストライガーとの旅。
過酷な運命に翻弄されながらも、「誰も置いていかない」と誓った少女が選ぶ未来とは――。
血と惨劇の果て、荒野の砂の裂け目に咲く一輪の花を描く、切なくも温かなダークファンタジー&冒険譚。