あらすじ
人を信じることが怖くなり、学校へ行けなくなった高校2年生――月城結奈。
そんな彼女にとって、オンラインRPGだけが現実を忘れられる唯一の居場所だった。
ある日、いつものようにゲームへログインした結奈の前に、見たことのないメッセージが現れる。
《世界との接続を確認しました》
《LINKを開始しますか?》
何気なく「YES」を選んだ次の瞬間、結奈は制服姿のまま、剣と魔法が存在する異世界で目を覚ます。
そこで出会った同年代の剣士レオン。
穏やかな修道士セリス。
甘えん坊なのに誰よりも強い剣闘士ミア。
人との関わりを避けていた結奈は、三人と苦楽を共にするうち、少しずつ仲間を信じられるようになっていく。
そして、いつしかレオンの存在も特別なものへと変わっていく――。
ここなら誰も私の過去を知らない。
ここなら、私は傷つかなくていい。
ずっと、この世界にいたい。
そう思い始めた結奈だったが、ある魔導士から衝撃の真実を告げられる。
「ここで其方が死ねば――向こうに残された肉体も死ぬ」
結奈は異世界へ転移したのではなかった。
彼女の“魂”そのものが、この世界とリンクしていたのだ。
なぜ結奈はこの世界へ導かれたのか。
オンラインゲームと異世界を繋ぐものとは。
そして、世界に迫る魔王軍の存在――。
現実から逃げた少女が、仲間と出会い、恋を知り、もう一度「生きたい」と願えるようになるまでの物語。
『Re ―魂が繋ぐ異世界―』
――切れたはずの心は、もう一度つながる。