あらすじ
20年前、テルドルの街をスタンピードの脅威から救った英雄エルガー。
引退した今も、強敵が出現したときだけ、「弱い魔物と戦っている」と家族に偽って冒険者として戦い続けていた。
だが、ある日その嘘が妻シェーンに知られてしまう。
心配した妻から引退を迫られ、エルガーはついに本当の意味で冒険者を引退することになる。
しかし、英雄不在となったテルドルには、拭いきれない不安が残っていた。
そして街の人々は、英雄の娘であるリーベに、新たな冒険者としての期待を寄せるようになる。
そんなある日、テルドルの街で魔物が出現する。
それをきっかけに、リーベは大切な人を失い、自らの行動が招いた悲劇に苦しむことになる。
失われた街の希望を取り戻すため――。
料理しか知らなかった食堂の娘リーベは、父の後を継ぎ、冒険者になることを決意する。