あらすじ

目が覚めると、そこは異世界の魔王城だった。 先代魔王が勇者に討たれてから、およそ三百年。 人間の国々に不穏な動きがあることを察した魔族たちは、「勇者に対抗しうる存在」を条件に異世界から新たな魔王を召喚したらしい。 その結果が、家族に看取られ、大往生を遂げたはずの自分。 もっと適任がいると思うんだけど、絞り込みが甘いのでは? 文句はさておき、まずは三百年前の勇者について知るため、彼が残した手記を読むことに。 何度も複製され、文字の崩れた手記をどうにか読み解いていくと、勇者もまた異世界から召喚された人間だったことがわかる。 しかも、その正体は――前世の幼馴染。 三百年前の伝説の勇者は、かつての腐れ縁だった。 前世では知り尽くしたつもりでいた男が、自分の知らない異世界で何を見て、誰と出会い、どう生きて、どうして「勇者」と呼ばれるまでになったのか。 気になって手記を読む。 伝記を集める。 肖像画を探す。 芝居を見る。 ゆかりの地を調べる。 敵を知るための調査だったはずなのに、いつの間にかやっていることがおかしい。 さらに調べていけば、かつて勇者が築いた国は分裂し、彼の墓が残る国は、今や存亡の危機にあるという。 前世から面白いやつだったけど、今世でも面白いじゃねぇか。 これは、幼馴染の「第二の人生」が『推し』となった魔王が、その足跡を追いかけ、推しの残したものを守ろうとした結果、一つの国まで救うことになる物語。

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小説を読もう2026/09/21
  • 現在の作品転生したら、異世界の国王になってたので推し活で国を救ってみた