あらすじ

帝国歴273年。 十年にわたる内戦で、レムリア帝国は東西二つに裂けた。 二人の皇帝が覇権を争うなか、正統な皇位継承者である皇女フィエリサ・ヴィリディアは、帝国の正統を示す《皇統印》を携え、戦火の中を逃れていた。 彼女を捕らえれば皇位への大義名分を得られる――そう考える東西両陣営は、競うように追手を差し向ける。 一方、東帝国に雇われた歴戦の傭兵ケントゥルは、フィエリサ誘拐の依頼を受けながら、現場で両陣営の思惑を知り、契約を破って彼女を連れ出す。 皇女と傭兵。 最初はただの逃避行だった。 だが、戦争に故郷を奪われた流民、兵士、都市、人々が次第に二人のもとへ集まり始める。 やがてその小さな一団は、東西いずれにも属さない第三の勢力へと変わっていく。 彼らが挑むのは、敵軍との戦いだけではない。 飢えた町を立て直し、法を整え、戦後に人々が生きていける国の形まで選ばなければならない。 問われるのは、誰が皇帝になるのかではない。 戦争のあと、どんな帝国を残すのか。 逃亡から始まった二人の旅は、やがて国そのものの形を決める再統一戦争へと変わっていく。 ※『サンシャーラ神話物語』世界の短編ですが、単独で読めます。 ※朝7時更新予定です。

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小説を読もう2026/09/21
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