あらすじ
幼い頃から、ずっと好きだった人がいた。
けれど、その人には愛する女性がいた。
叶わない恋だと知ったリリアナは、初恋を胸の奥にしまい、第二王子ルシアンとの婚約を受け入れる。
無愛想で口数が少なく、何を考えているのか分からないルシアン。
「……俺との婚約が嫌なら、そう言えばいい」
冷たい言葉に戸惑いながらも、リリアナは彼と向き合おうとする。
けれど、彼女はまだ知らなかった。
ルシアンがずっと昔から、彼女だけを見つめていたことを。
失恋した令嬢と、素直になれない第二王子。
初恋を失った先で出会ったのは―― 自分を誰よりも大切にしてくれる、本当の恋だった。