あらすじ

侯爵令嬢エリシアは、王宮文官と魔術師を兼任する才女だった。

 彼女が特に気にかけていたのは、十一歳の王子アレク。年下の学友である彼を弟のようにかわいがり、ともに穏やかな日々を過ごしていた。

 ところが魔獣に襲われた際、エリシアはアレクを守るために転移魔術を発動した。

 次に目を覚ましたのは、見知らぬ町の教会だった。

 自分の身に何が起きたのか分からないまま、リシアと名乗って教会に身を寄せた彼女は、やがて驚くべき事実を知る。

 あの日から、すでに十年が経っていたのだ。

 あのときの姿のまま十年後の世界に来てしまったリシアは、魔力も身分を証明するものも失っていた。

 アレクは無事なのか。自分のことを覚えているのか。

 不安を抱えながら王都へ向かい、文官見習いとなったリシアは、王宮でついにアレクと再会する。

 小さな王子様は、立派な青年へと成長していた。

「リシア、会いたかった。僕はずっと待っていたんだよ」

 忘れられているかもしれないと恐れていたリシアに対し、アレクは十年間、一日たりとも彼女を忘れていなかった。それどころか、もう二度と離さないと抱きしめてきた。

以前投稿していたものをを加筆、改稿したものです。

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アルファポリス
アルファポリス2026/09/20
  • 現在の作品十年後に戻ってきたら、子どもだった王子様が私より年上になっていました。    ~アレク、あなたはいつの間に大人になったの?~ リメイク版