あらすじ
人から向けられた強烈な感情が、異能として発現する世界。
愛情。信頼。憎悪。恐怖。執着。
誰かに強く想われるほど、その力は強くなる。
高校生の主人公は、特別な人間ではなかった。
友達はいる。
家族もいる。
学校にも普通に通っている。
けれど、誰かにとっての「特別」ではない。
誰からも強く愛されず、
誰からも強く憎まれず、
誰からも必要とされない。
そんな彼には、本来なら異能など発現するはずがなかった。
――あの日までは。
日常の中で起きた、ひとつの異能事件。
そこで彼が手にしたのは、一振りの剣だった。
だが、その力が生まれた理由を、彼自身は知らない。
「この感情は、誰のものだ?」
他者から向けられる感情によって、人間は何者になるのか。
現代異能バトル × 人間関係 × ダークファンタジー。