あらすじ
こんにちは。著者の国引きノンノです。 この本を手にとってくださり、本当にありがとうございます。 今、この本を開いてくれたあなたに、最初にお伝えしたいことがあります。 もし、あなたが「この世はなんて生きにくいんだろう」「もう消えてしまいたい」「私の居場所なんてどこにもない」と、暗闇の中で息を潜めているなら――どうか、そのままでいいから、ほんの少しだけ私の話を聞いてください。 私は今、神々の集う地、出雲の大自然に囲まれながら、大好きな子どもと一緒に、家庭菜園のハーブを愛おしみ、未来の夢を描きながら生きています。 でも、かつての私は違いました。 小学校3年生から高校を卒業するまでの10年間、私はこの地で、文字通りの生き地獄を味わっていました。周囲からは「菌」と呼ばれて投げ捨てられ、体ごとぶつかられる暴力を受け、机の上にお葬式の花瓶を置かれ、誰からも、そして学校からも存在を否定され続けた10年間でした。 何度も、何度も、通学路にある橋の欄干に足をかけました。 「もう終わりにしよう。消えてしまえば楽になれる」と。 けれど、私は死ねませんでした。厳密に言えば、不思議な力に邪魔をされて、「死ぬことを、諦めた」のです。 この本は、誰にも言えない地獄を生き抜き、自分の力で過去の悪意を突き放し、本来の自分を取り戻すまでの、私の戦いのすべてを記録した真実の物語です。 綺麗事は一切書きません。本当に苦しかったこと、最悪だった再会、そして今も抱えるリアルな生きづらさのすべてを、ありのままにつづりました。 あの日、橋の上で死ぬことを諦めたからこそ、出会えた笑顔があります。 あなたがもし、今とても苦しいなら、どうかこの本を最後までめくってみてください。10年戦い抜いた私の足跡が、あなたの凍りついた心をそっと温める、小さな灯火(ともしび)になることを願って。