あらすじ
*当作品は、『金星国伝奇 〜奇変遊、王弟の許婚となる〜』の続編です。
四つの小国が合わさってできた、「金星国」。
そこで暮らす、秋清耀(しゅう・せいよう)には九つ年下で許婚がいた。
許婚の名は、荘(そう)。現王の弟で十二歳の少年である。
荘は、未成年であり、婚姻できる年齢(=十七歳)にはまだ遠かったため、後宮で暮らしていたのだが、ある事件をきっかけに許婚である清耀の実家でお世話になっていた。
初めての後宮の外。
年上の許婚と、その家族との生活。
何もかもが新鮮で、穏やかな日々を過ごしていたが、そうも言っていられなくなる。
彼は清耀の伯父に当たる、秋家当主に呼ばれ、霽家の領地へ赴くことになるが、そこでは「許婚である清耀との関係を続けていくかどうか」を問われることになってしまう。
清耀と出会って、まだふた月程度。
その上、彼はまだ十二歳で、どうしたらいいのか分からない。
しかし、荘の意に反して、周りはどんどん色んなことを決めていってしまう。
猶予を貰うが、焦る荘。
果たして、彼はこの問いにどう答えるのだろうか――?