あらすじ
「このPCではWindows 11を実行できません」
長年Windows社で働いてきた中年ノートPC・第6世代Lenovoは、ある日突然そう宣告された。
SSDは元気。メモリは8GB。ブラウザも文書作成も問題なし。
底面のゴム足が一個なくなって少しガタつくものの、本人としては「業務に支障なし」。
それなのに理由は、ただひとつ。
「CPUが古いから」
Windows 11への移行に伴い、
「あなたはもう、この会社で働けません」
と戦力外通告を受けたLenovoは、自信を失う。
「……ワイ、まだ働けるんやけどな」
ところが失意の彼のもとへ、思いがけない転職オファーが届く。
業界最大手クラスで教育制度も充実したUbuntu社。
Windows出身者に優しく、前職の経験をそのまま活かせるMint社。
そして、
「新しいか古いかはどうでもいい。安定して仕事をする人間が欲しい」
と言い切る、老舗のDebian社。
Windows社では「旧型」とされた第6世代Lenovoが、Linux業界ではまさかの引く手あまた!?
さらに、Windows社に残った後輩・第8世代Let's noteも、
「先輩……ワイも、いつか切られるんですかね...」
と不安を抱え始め――。
これは、年齢と世代だけで価値を決められた中年ノートPCが、新しい職場で自信を取り戻していく物語。
追放ざまぁ――ではなく、転職・再就職・再起もの。
古くても、まだ働ける。
評価される場所が変われば、人生だって再起動できる。
第6世代Lenovo、第二のPC生を始めます。