あらすじ
ごく普通の日本人男性だった主人公は、事故で命を落とし、異世界へ転生した。
そして目を覚ました彼は、絶望する。
――ハゲていた。
前世では普通にあったはずの髪が、一本もない。
恥ずかしさのあまり帽子で頭を隠そうとする主人公だったが、彼はまだ知らなかった。
この世界では、
「毛髪=悪魔の呪い」
「無毛=神に祝福された証」
と信じられていることを。
しかも、髪が豊かな者ほど呪いが強く、命すら危うい世界だった。
ただ頭を隠したいだけなのに――
「なんという謙虚なお方……!」
「あれほど神聖な御姿を、民のために隠されるとは!」
「まさか……伝説の聖者様では!?」
なぜか周囲の勘違いは、とんでもない方向へ加速していく。
本人だけが何も分かっていないまま始まる、
ハゲによる勘違い異世界無双。
――これは、フサフサな奴から死んでいく世界で、
一人の男がなぜか最強の聖者として崇められていく物語である。