あらすじ
・大きな洋風のお城のような家で生まれ育った、船橋すみれ子。
・箱入りだ、世間知らずだ、温室育ちだと羨まれる。が、実際は両親との時間はほぼなく、お手伝いさん達に固いルールの元育てられた。
・衣服も決まっている、食事量も決まっている、習い事や部活、進路だって、自分の事なのに意思は通らなかった。
・つまり憧れのお嬢様ではなく、底辺お嬢様なのである。5歳年上の姉は器用で美人。才色兼備のお姫様そのものだが、そんな姉だって両親に甘える事も出来ず部活や遊びの経験もなしの、底辺お嬢様第一号である。
・言葉の遅い乳児だった。ぼーっとした児童だった。1人で本を読む学生だった。気づいたら成人していた。しかし成人した今、ふと「外の世界」に興味が出た。
・大学卒業は出来た。就職も出来た。今、社会人になろうとしている。目の前にするのはビジネスへの一歩である。
・社会が「外の世界」になるのだろうか。優しい世界だろうか。その世界は、お城という異世界とは違うだろうか。「底辺脱却」出来るのだろうか。「お嬢様から解放」されるのだろうか。
・ここからが始まりで、ここから少しでも出会いと変化があれば良いなと、期待するすみれ子のお話です。