あらすじ
多元宇宙管理局・四級管理官、柏葉霖也。
お偉い神格様がたの下で、社畜として五百年こき使われてきた憑依管理官は、全知にして全能だった。
【通信接続エラー】
【タイトル:〈救済黙■録〉
キーワード:現代ファン#ジー、主*公最強、神格もの、現代ダン■ョン……】
「……どこのイカれた神格だ。派生宇宙をこんなふうに管理しやがったのは――くそがああああっ!!」
事故に巻き込まれ、システムエラーだらけの神格もの世界へ、たった一人で放り込まれるまでは。
俺が平穏に転生するためには、このシナリオのエラーを修復し、本部へ帰還して正当な補償を受け取らなければならない。
そのため、この世界の探索者協会に入り、新入社員からやり直すことにした。
だが――。
『我は神意を伝うる使者なれば、三度の啼きがあろうぞ』
偽物の神格がのさばる世界で、俺だけが本物の神格を知っている。
『神の権能を貪りし者、その代償を払うべし』
「……代償なら、十分払ってるさ。すでに」
【〈管理者権限〉を実行します】
だから――。
俺が、あまりに有能すぎる。