あらすじ
魔法を使う者は、王国の管理下に置かれるのが当たり前の世界。
魔法学校で学び、王立魔法兵団に所属する。
そのどちらにも属さず魔法を使う者【野良】の魔法使いは、数百年前に姿を消したとされていた。
そんな世界で、師匠から独自に魔法を教わって育った少女、ジェシカ。
ある日突然、何者かに襲撃され、師匠から「逃げろ」と告げられる。一冊の魔導書を託された彼女は、辿り着いた小さな村で五年の時を過ごす。
しかし、王都からやってきた魔法兵団との一件をきっかけに、ジェシカは村を離れることを決意する。
師匠を襲った者たちは、一体何者だったのか。
なぜ、自分の魔法は世間の常識とかけ離れているのか。
そして、自分という存在は一体何なのか。
その答えを求めて歩き始めたジェシカは、森で角を持つ魔族の少女トーリと出会う。
魔法使いであることを隠すジェシカと、正体を隠して生きるトーリ。
やがて二人は王都へ辿り着く。
冒険者や魔法学校、様々な人々との出会いを重ねながら、ジェシカは師匠の残した謎と、自らの正体へと繋がる答えを探し求めていく。
これは、とうに姿を消したはずの【野良】魔法使いと、その仲間たちの冒険譚。