あらすじ
夜会で婚約者との婚約を破棄した、冷たい王太子アレクシス。田舎の伯爵令嬢エレナは、その騒動を遠巻きに眺めていた。自分には関係ない、と思いながら。
しかし後日、騎士訓練で一人の青年と剣を交えることになる。何度試合をしても叩きのめしても起き上がる青年。エレナは彼の向上心を気に入り、熱心に剣技を教えた。
ところがある日、青年の面が外れる。
「……氷の王子、アレクシス殿下?」
まさか自分が王太子を何度も叩きのめしていたとは――。
しかも、当のアレクシスは怒るどころか、叩きのめしてくれと頼んでくるのだった。