あらすじ

「あなたは、呪いを解くしか能がありません」 教会の解呪師ルカ・アシュレイは、上司であり婚約者でもあるリュシェンヌに、そう告げられた。 治癒や解毒に比べて、解呪の依頼は件数が少なく、記録は「処理済」の一行だけ。解呪師は不要と判断され、ルカは教会を追放され、婚約まで破棄される。 引き止める言葉はなかった。彼は引き継ぎ書を一冊残して、静かに教会を去る。 だが、教会は知らなかった。教会に届く重い呪いを、毎日、誰にも気づかれず片づけていたのが、その男だったことを。 追放したその日から、誰にも解けない呪いが街に現れはじめる。教会は「魔女の仕業」と言い出し、やがて魔女狩りの令まで求めはじめた。 そんな街で、ルカは一人の女性と出会う。教会が「元凶」と呼ぶ魔女、ヴィオラ。 「その手、どこで習ったの」 「習っていない。毎日、やっていただけだ」 追い出された翌朝にも、頼まれてもいない仕事を続ける不器用な男。魔女は、なぜかその男から目が離せない。 元凶と疑われた魔女を隣に、解呪師は呪いの広がりを止められるのか。 王城も貴族も動き出し、やがて頭を下げに来る教会と、後悔する元婚約者に、彼が返す答えとは。

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カクヨム
カクヨム2026/09/20
  • 現在の作品『呪いを解くしか能がない』と教会を追放され婚約も破棄された解呪師の俺。国中に呪いが広がって教会は泣きついてきたが、元凶と疑われた魔女に溺愛されているので、今さら戻れと言われても遅い