あらすじ
「私を勝手に殺さないでください。大丈夫、ちゃんと生きてますよ」
現代に生きる主人公・さつきの運命は、一本の不思議な桜の木――『宿桜』に触れたことから一変する。
地面に吸い込まれるように落ちていくと、見知らぬ場所で目を覚ましたさつき。
倒れていた彼女を介抱してくれたのは、浅葱色の羽織を纏った激動の幕末を生きる、新選組一番隊組長・沖田総司だった。
初めて会ったはずなのに、どうしてこんなにも目を離せないのだろう。
どうして宿桜は、私を彼の元へと巡り合わせたのか。
運命の濁流に呑まれながらも紡がれる、時空を超えた和風切ない恋。
――私はまた、あなたに恋をする。