あらすじ
笑っていれば、大抵のことはうまくいく。
そう信じ、周囲の期待に応え続けてきた高校生・七瀬結奈は、ある日、限界を迎えて旧校舎の踊り場で泣いていた。
そんな彼女に声をかけたのは、無口で人と距離を置く少女、篠宮瑞希だった。
いつも周りに人が絶えない結奈と、いつも一人でいる瑞希。
関わるはずがなかった二人は、旧校舎の踊り場で交わした、たった一度の会話をきっかけに、少しずつ互いの隣にいる時間を増やしていく。
誰かに必要とされることでしか、自分の価値を確かめられない結奈。
誰にも期待せず、一人でいることを選んできた瑞希。
正反対の二人が見つけたのは、友達とも恋人とも呼べない、二人だけの特別な関係だった。