あらすじ
時は今から二十年前。20××年___。
日本は深刻な少子高齢化と経済衰退によって、苦しい国事情になりつつあった。それと並行するように世界各国が衰退の一途をたどっていた日本に圧力をかけ、少しずつ侵略の足音を覗かせていた。
そんな先行きのない絶望の中、政府は究極の禁忌として、遺伝子の操作と覚醒による身体能力と新たな力を作り上げる薬を国の威信をかけて開発し、その結果ついに完成した。
早速、その薬を次々に子供たちにへと注射を打つことによる人体実験を行い、さらにその中でも徹底された生存競争を行い、実力者を選別し続けた結果、そこから15年の月日が流れついに能力者たちによる武器や兵器を持たない最強の軍事国家へと生まれ変わろうとしていた。
しかし、そんな大きな変化には巨大な闇が付き物だと考え、その薬の真相を追い続けた人物がいた。
それは鶴川成王、一見すればどこにでもいる普通の警察官だった。
成王は警察官としての仕事の合間、遺伝子覚醒の薬(通称神の種)に関する情報を密かに集めていた。
しかし、その努力も虚しく、成王は何者かによって家族と共に暗殺されてしまう。
これで誰も真実にたどり着くことはない……そう思っていた。
唯一の生き残りだった成王の息子、龍城を除いて。
龍城は家族の仇、そして父の無念を晴らすべく、父の残した資料を手掛かりに能力者同士が一緒に生活しながら、生徒同士で血と血で争い合う私立九龍学園に入学することを決心する。
想像する絶する殺し合いという名の死の遊び。
果たして、彼の行きつく先の未来は日本を、全てを変えるトリガーとなるのか……今、誰しもが不可能と言われた絶望の扉をこじ開けるための戦いが幕を開ける。