あらすじ
五十二歳で会社を辞め、便利屋を始めた黒間野源。
彼には、誰にも言えない秘密があった。
どうやら自分の前世は、クロマニヨン人だったらしい。
焚き火を見ると懐かしい。
石を握ると、刃物の作り方が分かる。
そして、人間同士の揉め事に出くわすと、三万年前の記憶がよみがえる。
会社の利益配分、隣人トラブル、複雑な人間関係……。
文明は進歩した。
道具は便利になった。
しかし、人間の欲望も見栄も嫉妬も、驚くほど変わっていない。
前世の記憶を頼りに現代人の悩みを解決する、ちょっと変わった便利屋の物語。
笑っているうちに、自分自身が見えてくる。
一話完結型・社会風刺ショートショートシリーズ。
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