あらすじ

軍の荷扱いとして働くイリナが命じられたのは、ひとつの竜の卵を運ぶことだった。 だが、その卵は処分されるはずの「荷物」だった。 イリナは囚人番号38の男、セトとともに卵を連れ出す。 孵化した幼竜サイラを本来の世界へ帰すため、目指すのは北に残された巨大な門「竜門」。 戦争に利用され、首輪をつけられた竜たち。 故郷を奪われた人々。 竜を兵器として使い続けようとする帝国。 そして竜門を開くために、セトが支払わなければならない代償。 それは、イリナとの記憶だった。 助ければ、忘れられる。 それでも二人は、竜を帰すための旅を続ける。 これは、失ったものを取り戻す物語ではない。 失われたあとにも残る「明日」を選ぶ物語。

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カクヨム
カクヨム2026/09/20
  • 現在の作品竜門の向こうで君を忘れる