あらすじ

大阪空想科学大学・徳島極限環境実験キャンパス。 時空構造境界工学研究室――通称「ワンダバラボ」の蓮見恭介教授は、実験室内部の空間を広げる「空間拡張実験」を行っていた。 ところが実験は失敗。 防火扉を開けた先に現れたのは、広くなった実験室ではなく、青空と草原、どこまでも続く森林だった。 「成功じゃない。重大なバグだ」 歓喜するより先に、教授たちはドローンを飛ばし、酸素濃度を測り、地質を調べる。 だが接続口は、幅わずか850ミリ。 大型重機も車両も通らない。 ならば木材は現地で切る。 鉄鉱石を見つけたら現地で製錬する。 設備は800ミリ以下に規格化する。 足りなければ工作ロボを作る。 平日は教授と大学院生が観測し、週末になると官僚、自衛官、重工メーカー勤務の幼馴染みたちが徳島へ集結。 研究、土木、製錬、ロボット開発、衛生管理――そしてBBQ。 そんな「研究室の日常」を続けるうち、彼らはやがて、この静かな大地そのものに隠された異常へ近づいていく。 これは異世界を征服する物語ではない。 異世界を、測って、作って、調べる研究日誌である。

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小説を読もう2026/09/20
  • 現在の作品ワンダバラボの研究日誌 ~大阪空想科学大学 徳島極限環境実験キャンパス 時空構造境界工学研究室~